ごゆるりと
 
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    【2020.01.26 Sunday 】 author : スポンサードリンク
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    飛込み歌仙「シナモンの」 
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        シナモンのグリューヴァインや君を待つ  柳下
         揺れる灯影の恋のシュトレン     まんだら

        市役所のからくり時計鳴り初めて      柳

         尖塔の先雲は流れる           ら

        緑茶飲む煙突掃除のマイスター       柳

         ここは天上月もけむたげ         ら

       

       

        桐一葉三千世界秋が来た           ら

         四十七士は朝鈴を聞き           柳

        入り組んだ意味の迷路を抜けきれず      ら

         白き鯨の挑む海底             柳

        蒼穹ニ昇レバ則チ龍トナル          ら

         デモの上着を脱いで花見に        柳

        不都合な春は御苑の門を閉じ        ら

         急に集まる聞香の友           柳

        逸品をクリスティーズで競りかった     ら

         月と蛇踏むマリア立像           柳

         ボサノバにのってビキニが浜を行く        ら

            水風船のぽんぽん弾け                     柳

      2オ

       

        

        中世の町をぐるりと囲む壁          柳

           火あぶりもあり八つ裂きもあり        ら

        日曜は竹葉亭のうな重を           柳

         自腹切りすぎ背負う借金         ら

        秋空を飛ぶ絨毯に医者と娘と         柳

         玄月なかば病めるスルタン         ら

        竪琴の青き十六夜閨に落ち          柳

         溺れるままにうたかたの夢         ら

        志ん朝と小さんの子ぼめ聞こえ来る       柳

         扇を閉じてしばし逡巡          ら

        オソルノにドロップアウトして暮らそ     柳
         山の麓の古い酒蔵             ら

      名ウ

       

       

        ふるさとの花おもわせて春の軒        ら

         朧の中を挨拶に寄り            柳 

        茶摘女が籠を背負った昼下がり        ら

      【2019.11.14 Thursday 22:09】 author : 奥座敷従業員一同
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        【2020.01.26 Sunday 22:09】 author : スポンサードリンク
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        この記事に関するコメント
        このブログ不調のため
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        http://tobiiri.edaddeoro.jp/
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        | まんだら | 2020/01/23 12:35 PM |
        ブログ不調につき、表紙のページに書き込みができません。
        しばらくお待ちください。
        | まんだら | 2020/01/23 2:39 AM |
        まんだらさん、

        名残の裏の月の省略や、宗祇の百韻例など、ご教示感謝。

        初めてのまんだらんどでの冒険(といっても『十七季』式目内)、楽しかったです。こちらこそ、同じ目線での両吟のお付き合いとご教示、心からありがとう。またいつか。

        今日はお昼までの仕事だったので、実際に父の庭から移した冬菊を切りました。こうしてから来月施肥すると春の芽つきがよく、元気に沢山花を着け、12月まで咲いてくれます。

        | 柳下 | 2020/01/23 2:24 AM |
        ● 名残ウラ第5句治定
         茶摘女が籠を背負った昼下がり        ら
           新興企業持ち主を変え           柳
          キャピタルにものをいわせるお振舞      ら

        ● 挙句
           無き月伴にファド歌う道          柳
           ひと抱えある冬菊を切る

        『十七季』が『貞享式海印録』を引用して「花は折に1つ、月は面に1つ」と言っていますので、挙句に月が出ても(無月も秋の月)構いません。名残の裏の月を省略するのは連歌百韻から俳諧の歌仙までの習慣ですが、宗祇・肖柏・宗長の「湯山三吟」が挙句に「一むら雨に月ぞいさよふ」とした例があります。(ちなみにこの百韻では月が9回出ています)。第99句が「露」を出した秋の句でしたので、秋・秋と同季2句のエンディングでした。

        挙句前と挙句で季が異なる例も連歌にはあって、
         そこと無うたふもしるし夕神楽   (冬)
          ゆふかけそへて猶祈るなり    (雑)
            (ゆふかけ=木綿掛け)

        そのような屁理屈を付ければ「無月句」「冬菊」のいずれもOKです。「ものをいわせるお振舞」から「ひと抱えある冬菊を切る」は気分がつながりますので、こちらを挙句にいただきましょう。

        志ん朝と「そ」の件承知。

        名残ウラ第1句の花は「両吟の場合は互いに一本ずつ花の句をつくるのであるから、自分の番の花は遠慮なくどこで引き上げて作ってもよい」(『十七季』548ページ)をふまえた普通の花の句です。

        楽しい歌仙でした。お付き合いありがとう。

         
        | まんだら | 2020/01/23 12:57 AM |
        ナオ11は薄っぺらい方で行きます。「志ん朝」もお願いします。

        「起業」は「企業」の変換間違い。失礼。この付けにすると、茶摘女の持ち主が変わったような錯覚が起きるから不思議。「お振舞」という言葉がそうさせるようです。といって、戻るわけでもなく。人間の頭って面白いですね(記号論)。

        この面の花は、思わせの花でしょうか、ふるさとの花を思わせる本当の花でしょうか?はっきりしないところで、ちょっと遊んでみます。『冬の日』に匂の花を折立に引き上げた例あり。

          茶摘女が籠を背負った昼下がり        ら
           新興企業持ち主を変え           柳
          キャピタルにものをいわせるお振舞      ら
        付け
           無き月伴にファド歌う道          柳
           ひと抱えある冬菊を切る

        去年は、長年の懸案だった八犬伝を読み、結構疲れました。
        ロシア正教会ですか。寄付した貴族の紋章かもしれませんね。

        最後に。
        人倫=人間の肢体・地位・身分・職業・言動・嗜好 とすると、
        ウ6〜9+11、ナオ4〜11、打越すべて障りませんか?

        | 柳下 | 2020/01/22 9:36 PM |
        忘れてました。

        >>ナオ11拙句末尾を「〜暮らそ」(「〜そう」の省略形)にしたいのですが、如何お考えでしょう?

        長崎の思案橋はいまでは埋め立てで橋そのものがなくなったそうですが、「行こか戻ろか思案橋」の言葉は残っています。橋の向こうに遊郭があって、この橋の上で躊躇する男もいたという話の名残。

        動詞の未然形+意思の助動詞うの形から、助動詞を抜いたもの。俗っぽい口語で、文章が薄っぺらになりますが、その効果をねらうのであれば、どーぞ。
        | まんだら | 2020/01/21 8:26 PM |
        ●名残裏3治定
           茶摘女が籠を背負った昼下がり        ら

        ●名残裏4付け
           お守りとして残されし数珠         柳
           新興起業持ち主を変え

        ●名残裏4治定ならびに名残裏5付け

            お守りとして残されし数珠         柳
            あらためて八犬伝読む定年後        ら

            新興起業持ち主を変え           柳
            キャピタルにものをいわせるお振舞     ら

        新興と起業双方に「新しく」の意味があって同類反復のきらい有。たとえば、新興→大学/学生などとするか、起業→企業とするか、ご検討ください。

           ◇

        名残ウラのカット写真はサンクトペテルブルクの正教教会壁面のモザイク飾り絵です。原画を拡大してみると頭部はライオンではなく、大きく口を開けて舌を出している怪獣に見えます。メソポタミア起源で、やがてヨーロッパの紋章として流行した有翼ライオンのバリエーションでしょうかね。
            
        | まんだら | 2020/01/21 2:52 PM |
        生雲丹にも手が伸びますが茶摘女を頂いて付けます。赤雲丹は秋までおあづけ:

        ナウ
          ふるさとの花おもわせて春の軒        ら
           朧の中を挨拶に寄り            柳
          茶摘女が籠を背負った昼下がり        ら
        付け
           お守りとして残されし数珠         柳
           新興起業持ち主を変え

        子の同字、気づいていましたが、擦り付けという技巧はないと了解したばかりなのに、反射的に同字擦り付けと思ってしまい。もちろん、同字は一句と表にあります。慣れというのは怖い。 銑。了解。書き換えよろしく。

        ナオ11拙句末尾を「〜暮らそ」(「〜そう」の省略形)にしたいのですが、如何お考えでしょう?

        羽の生えたライオンはギーセンとエルバッハ市の紋章にありますが、ナウの写真はこちらではないようですね。

        | 柳下 | 2020/01/21 6:52 AM |
        ●名残裏1−2
            山の麓の古い酒蔵             ら
        ナウ
          ふるさとの花おもわせて春の軒        同

        付け
           のどかに攫う平均律を           柳
           朧の中を挨拶に寄り

        名残裏3
         朧の中を挨拶に寄り

         茶摘女が籠を背負った昼下がり
         炊きたてに生雲丹をのせ番茶添え


         峪劼椶瓠廚函崟雹辧廚「子」の同字でした。扇子→扇に変えます。
        ◆ ̄潦擒志ん朝と変えます。
        「ソムリエに挑戦」なら資格、「ソムリエとなりて」は職業人で人倫。
         
        | まんだら | 2020/01/19 8:41 PM |
        酒蔵句を頂いて付けます。
        ピレネー山脈中(スペイン側)で偶々見つけた小さな蒸留酒の蔵を思い出し。あの頃はお金なくて、香りだけいっぱい吸い込んだのが蘇ります。

          志ん朝と小さんの子ぼめ聞こえ来る      柳
           扇子を閉じてしばし逡巡          ら
          オソルノにドロップアウトして暮らす     柳
           山の麓の古い酒蔵             ら
        ナウ
          ふるさとの花おもわせて春の軒        同
        付け
           のどかに攫う平均律を           柳
           朧の中を挨拶に寄り


        ソムリエ:職業資格と解し、人倫ではないと思いましたが、まんだらさんが人倫と見るのならだめですね。
        逡巡:碁敵などを出すのはよくある連想なので、別な場面を考えました。
        扇子:お茶席でも高座でも年中扇子は使われますが、私の意識の中ではやはり扇子=夏、という感覚です。自分で使うのが、暑い時だからだろうと思います。

        それと、ごめんなさい、ナオ9、「円楽」を「志ん朝」に変えてもいいですか?円楽氏には去年亡くなった大学の恩師(言語学)とお会いしたため、つい使ってしまいましたが、実際は志ん朝(三代目)の芸の方が好きなので。それより好きなのが声音や表情の変化最高の小さん。亡くなった時挽歌を詠んだくらいです。

        〜 〜 〜 〜
        ビールのソムリエ:四半世紀前にワインセミナーで知り合ったこちらの友人が、社民党政治家引退後弁護士事務所をのんびりやっており、最近その資格を取った、というので検索すると、日本はさすがに早く、既にコースがオッファーされていました。

        チワン族の家の写真、見るたびに東アジア内陸民族の「原風景」を思います。丹波の窯元を訪ねた際、似たような家の造りを幾つか見ました。まんだらさんは、いつ頃何をしにそのような辺地へ行かれたのですか?石を積んだ上に家を建ててあるのは、洪水などが起こり易い地域で近くで採石できるからでしょうか?
        https://de.wikipedia.org/wiki/Zhuang#/media/Datei:1_longsheng_ping_an_rice_terrace_2011.jpg

        | 柳下 | 2020/01/19 4:31 AM |
        ●2折表10治定
         円楽と小さんの子ぼめ聞こえ来る       柳
           扇子を閉じてしばし逡巡          ら

        ●2折表11付け
          耳順にはビールのソムリエとなりて      柳
          オソルノにドロップアウトして暮らす

        ●2折表11治定、12および名残裏1付け
          オソルノにドロップアウトして暮らす   柳

           朝な夕なに仰ぐ秀峰    まんだら
          幕切れはひと吹き風の花ふぶき

           山の麓の古い酒蔵      まんだら
          ふるさとの花おもわせて春の軒

           ◇

        高座の噺家は逡巡しないとしても、語りの中の人物は逡巡するでしょう。この光景はむしろ、噺家によく似た和服に扇子の囲碁・将棋の対局者のそれかもしれませんね。ところで、この場合、扇子は前句との関連を顧慮してもなお夏の小道具でしょうか? 高座の扇子、対局の扇子、舞の扇子、結婚衣装の扇子、なども夏ですかね? ビールのソムリエ句は変拍子のこころみがうかがわれる句形ですが、円楽・小さん・ソムリエが人倫でした。
          

        | まんだら | 2020/01/18 3:14 PM |
        理屈、確かに。了解。

        「扇子」句を頂いて付けます。新宿・池袋・上野に通った時期がありましたが、逡巡場面にお目に掛ったことはありませんでした。芸の達成度を思います。ちなみに、扇子はどうも日本で考案されたもののようです。折り紙の伝統、深いですね。

           溺れるままにうたかたの夢         ら
          円楽と小さんの子ぼめ聞こえ来る       柳
           扇子を閉じてしばし逡巡          ら
        付け
          耳順にはビールのソムリエとなりて      柳
          オソルノにドロップアウトして暮らす

        この面にカタカタもう一行。
        | 柳下 | 2020/01/18 2:47 AM |
        2折裏8修正
         二人して見るうたかたの夢
             ↓
         溺れるままにうたかたの夢

        ご指摘ありがとう。うっかりしていました。

        『十七季』557ページをご覧いただくとわかるように、同字と月田煙夢など以外はすべて2句まで続くものと、3句まで続くものに分類されていますので、理屈のうえで「すりつけ」という技法は存在しなくなります。

        2折裏第9句に

           円楽と小さんの子ぼめ聞こえ来る       柳

        を頂いて、

          扇子を閉じてしばし逡巡  まんだら
          歳を重ねてすべて凡庸

          ◇
        先の句の番号は勘違いでした。
        | まんだら | 2020/01/16 2:40 PM |
        拙第二案、以下に変更:

           玄月なかば病めるスルタン         ら
          竪琴の青き十六夜閨に落ち          柳
           二人して見るうたかたの夢         ら
        付け
          円楽と小さんの子ぼめ聞こえ来る       柳
          大通り軍歌鳴らして軽トラが

        この面、ナオでなく2オになっていますが、百韻にしますか?
        | 柳下 | 2020/01/16 4:45 AM |
           玄月なかば病めるスルタン         ら
          竪琴の青き十六夜閨に落ち          柳
           二人して見るうたかたの夢         ら
        付け
          円楽と小さんの子ぼめ聞こえ来る       柳
          軽トラの軍歌鳴らしてゆく通り

        〜 〜 〜 〜

        『貞享式海印録』お調べ頂き、ありがとうございました。猫と子ども、了解。

        私も、雀羅さんの座では、猫や夢など幾つかの言葉を他の理由で絶対出さないことに決めていますが、ここはそのような自分の縛りがないため、イスラム圏で愛された猫を想定し、夢も治定します。ウ4/5に色の擦り付け、ウ1/2に数の擦り付けが既にあります。「ふたり」としてもいいでしょうか?

        連句で猫を避けるお気持ち、分る気がします。万一子どもを出す場合は工夫することにします。というか、早速挑戦してみました。音楽だけでなく、落語も同じ演目の聞き比べします。
        円楽も小さんも聞くのは五代目。

        人倫の打越(スルタンと二人)は、もう気にしなくてよいのですね?

        こちら、仕事始まりました。で、来週は途切れます。「オダリスク」も再開。
        | 柳下 | 2020/01/16 4:16 AM |
        ●2折6まで
         秋空を飛ぶ絨毯に医者と娘と         柳
           玄月なかば病めるスルタン         ら

        ●2折表9付け
          玉環を挿頭に猫のするり抜け         柳
          竪琴の青き十六夜閨に落ち

        ●2折表9治定
         竪琴の青き十六夜閨に落ち   柳

        ●2折表10付け
         月次の月に異名の月を付けるのはきわどい感じがする手法ですが、『貞享式海印録』をみると、支考が「問題ない」としたとの記述がありました。それを信じることにしましょう。小生、連句に登場する猫と子どもが大嫌いなものですから「玉環」でなく、「十六夜」を頂きました。

          竪琴の青き十六夜閨に落ち   柳
        付け
          とばりの奥の白い二の腕      まんだら
          二人して見るうたかたの夢     
          
         
                          
        | まんだら | 2020/01/14 12:32 PM |
           自腹切りすぎ背負う借金          ら
          秋空を飛ぶ絨毯に医者と娘と         柳
           玄月なかば病めるスルタン         ら
        付け
          玉環を挿頭に猫のするり抜け         柳
          竪琴の青き十六夜閨に落ち


        検索すると、個人の借金は時効十年、とありました。

        可憐な踊り子とパトロンの世界に近いでしょうか?私たちの美術の教科書にもこのドガの絵は載っていまして、私はこの黒い人は劇場の支配人だと勝手に解釈していました。なるほど。

        ドイツではクリスマスマーケットは24日のお昼には閉めてしまいます。クリスマス準備(プレゼント調達)のためのもので、24日の夜は家族でミサに行き、日本のお正月のように家で静かに過ごすからです。行ったことのない、パリのノエル風景を覗かせてくださってありがとう!楽しみにしています。
        | 柳下 | 2020/01/14 2:44 AM |
        ●2折表5治定
         秋空を飛ぶ絨毯に医者と娘と         柳

        むかし西山宗因に、
         お閑(しずか)に御座れ夕陽(せきよう)いまだ残(のこ)んの雪
        の句があり、「医者と娘と」を「いしゃとこと」と読むか「いしゃとむすめと」と読むか、議論することもないでしょう。

        ●2折表6付
         稲妻走る葱嶺の雲    まんだら
         玄月なかば病める王侯

        稲妻走るパミールの雲     
        玄月なかば病めるスルタン

        漢字でもカタカナでもお好みのままに。
        | まんだら | 2020/01/13 12:25 PM |
           火あぶりもあり八つ裂きもあり       ら
          日曜は竹葉亭のうな重を           柳
           自腹切りすぎ背負う借金          ら
        付け
          秋空を飛ぶ絨毯に医者と娘と         柳
          会長の時効身に入むひと昔

        〜 〜 〜 〜
        昨秋信州佐久に母の親友を訪ねた際、ぴんころ地蔵の案内板を見、こんな所にも、と思いました。日本中にあると思っていたので。検索すると、2003年、成田山発祥。若い歴史の様です。

        訪ねてくれた従弟が、鰻の値段のことを言っていました。

        カタカナの多様についての青木さんの文章は、「「俗語を正す」ことの困難さに気づいた。むしろ外来語のもつ文化や来歴の打越や懐紙面の軽さが気になるようになった」という明雅氏の言を引用し、「カタカナことばを多用しても構わないが、深く考えずにただカタカナことばを用いるのであれば、作品に変化をもたらすためにカタカナの打越を避ける方が無難である。」と結んでいるところに問題があると思いました。

        「カタカナことばを多用しても構わない」と言いながら、当結社では、最後の「カタカナの打越を避ける方が無難」だけが幾人かのメンバーの指導に横行しているようで、私自身もそのような注意を受けた覚えがあります。私はそれには添いません。

        今のところ、短歌の連作と連句一巻は、直接比較できないと思っています。自由度、了解。

        ブハラでしたか。行ってみたい町です。ブハラのトルクメン絨毯には素晴らしい作品があり、イスタンブールの博物館で古いもの幾つか見ました。たくさんの貴重な写真をお持ちですね。

        | 柳下 | 2020/01/13 5:31 AM |
        ●2折表2治定
          火あぶりもあり八つ裂きもあり       ら

        ●2折3治定
          日曜は竹葉亭のうな重を           柳

        ●2折4付
         ぴんぴんころり宅の口癖        まんだら
         自腹切りすぎ背負う借金

          ◇

        連句におけるカタカナの多用について、猫蓑会の意見をご参考までに。
        http://www.neko-mino.org/nekotsu_recent/nekotu085.pdf

        字面という意味では、小野フェラー雅美『とき』pp.114-5も私は気にしません。日本国外に生活の基盤を持っている歌人の作品らしくて、自然な感じです。

        グリューヴァインで始まりシュトレンで受けた連句で、かつ、ユユーラシア大陸の東西両端でやっている両吟ですから、こういうふうにカタカナが散乱する展開も自然でしょう(私見)。気にしないも自由、気にするも自由です。

        カット写真の壁は、シルクロードの古い交易都市ブハラの城壁です。いまはウズベキスタンの都市です。デジタルカメラ普及以前のフィルムカメラで撮り、スキャナーでデジタル化して保存していたものです。

                            
        | まんだら | 2020/01/12 3:08 PM |
        ナオ
          中世の町をぐるりと囲む壁          柳
           火あぶりもあり八つ裂きもあり       ら
        付け
          日曜は竹葉亭のうな重を           柳
          人の世に繰り返されること多し

        〜 〜 〜 〜
        この壁はポルトガルですか?

        まんだらさんは、字面を気になさいませんか?私はカタカナの打越はだめ、というようなことは言いませんが、一面に余り漢字が多かったり、カタカナが多すぎて、どこの国の詩?という自問が頭をかすめ始めると、ちょっと、とストップが掛かります。メールやこういった書き込みでは仕方ない所があっても、一応「詩」なので。

        というわけで、この両吟の場合は日本中心ではない、という背景は多分あっても、字面は気になり、禍々しい方を頂いて付けてみました。

        世界は限りなく大きいのに、外国の町なら「パリ」、川なら「セーヌ」、酒なら「シャンパン」という連句界の状況を私は捌きの問題だと見ています。日本以外が入りすぎるとクレームが入ったり(或いは捌きが自制)するナショナルな巻ではない、というのは新しいかもしれません。

        四三論、季語研にあったのは覚えてますが、何号でしたか?もう一度読んでみます。あれを読んだ頃、茂吉に短歌の下の句の四三について書いたものがある、と聞いたので、調達して読んでみましたが、すぐ使える内容ではなかったため、寝室に積んであります。私はタタタタ・タタタというリズムが特に気になる場合以外は、気にしません。

        水風船、私は夏祭り背景、或いは雑、という積りでした。「風船」では、前句の質感・触感(空撓?何という付け方か知りませんが、それで付けた句です)と全然違うので、雑でいいのでは?

        | 柳下 | 2020/01/12 1:20 AM |
        ●1折裏11,12治定
          ボサノバにのってビキニが浜を行く      ら
           水風船のぽんぽん弾け 
                  柳
        ●2折表1付
        ナオ
          中世の町をぐるりと囲む壁          同
          隕石の落下地点はこのあたり

        ●2折表1治定
         中世の町をぐるりと囲む壁      柳

        ●2折表2付
         火あぶりもあり八つ裂きもあり    まんだら
         マルコ・ポーロがアーチ見上げる

         ◇

        風船は春の季語です。水風船も春でしょうか。涼し気な響きがあるので水鉄砲と同じ夏でしょうか。季寄に傍題としての例がないので、雑でしょうか。作者のお考えは?

        また、四三ですが、古風な連歌では気にしますが、現代連句では気にしません。季語研会報に書いた四三論に目を通していただいてますでしょうか?

        | まんだら | 2020/01/10 6:40 PM |
        まんだらさん、
        では、自分で水風船句を治定し、折立付けます。この四三、大丈夫ですか?

           月と蛇踏むマリア立像           柳
          ボサノバにのってビキニが浜を行く      ら
           水風船のぽんぽん弾け           柳
        ナオ
          中世の町をぐるりと囲む壁          同
          隕石の落下地点はこのあたり

        昨日は近くの中世の町ネルトリンゲンへ。従弟は中学・高校とサッカーに没頭していたため、ゲルト・ミュラーの生家を見られて感激していました。殆ど全て残っている市壁を半分ほど歩き、隕石博物館にもゆっくり時間とりました。この町は1500万年前の巨大な隕石落下によってできた直径20キロのクレーターの中にあるのです。明日は移動日です。

        https://en.wikipedia.org/wiki/N%C3%B6rdlingen
        https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%BC
        | 柳下 | 2020/01/10 2:00 AM |
        柳下さん

        マリア様のご紹介ありがとう。

        ところで、1折裏から2折表へ面が変わり、長短交代のときなので、2折表1の長句もお願いします。

        まんだら
        | まんだら | 2020/01/06 9:17 AM |
        そうそう、「書割の月」、思い出しました。それに「蛇」は夏。知らない内に短句で夏月を出していたのでした。マリア様のお導きです。彼女をちゃんと恋の呼び出しと読んでくださったのもダンケでした。ビキニのマリア様頂きます。拙月句の語尾を、反論無ければ以下のように変更します:

           月と蛇踏むマリア立像           柳
          ボサノバにのってビキニが浜を行く      ら
        付け
           さらさら足指(あゆび)すり抜ける砂    柳
           水風船のぽんぽん弾け

        先回の「イコノグラフィーでは、月はイスラム、蛇は諸々のカトリック以外の宗教だそう」は、端折りすぎでした。

        中世に多く作られたこれらの像はキリスト(幼児)を抱いていないことからも、聖母というよりは、キリスト教以前のメソポタミアのヴィーナス由来だそう。光輪も、多くの星で、天体を示唆。ヴィーナスが足で踏んでいるのも、天体の月で、蛇(ドラゴン)は生まれ来る児を死に至らせる諸々の災い。Maria Immaculata(汚れなきマリア)は、黙示録の女と言われているようです。Wikipediaの記事を御覧ください。

        私が先回書いたことは、後世の主としてカトリックのドグマ上の解釈だったようです。

        https://en.wikipedia.org/wiki/Woman_of_the_Apocalypse
        https://www.liebieghaus.de/de/renaissance-bis-klassizismus/maria-immaculata

        | 柳下 | 2020/01/06 5:53 AM |
        多聞天など仏教寺院の四天王は邪鬼を踏んづけています。キリスト教図像学ではマリアがイスラムとその他宗教を踏んづけるのですか。面白いですね。図像の月も俳諧では月と数えます。書き割りの月というものだそうです。蛇と一緒だから夏の月でしょうね。

         月と蛇踏むマリア像立つ     柳
        夏 月 蛇は動物 マリア像で宗教 

        クリスティーズで落札したこの像をいただいて、

          ボサノバにのってビキニが浜を行く  ら
          かび臭い古城の奥の梅雨のころ
        | まんだら | 2020/01/05 11:13 PM |
        自他の打越もだめなのでした。。。

        では、拙案2句目を「象牙細工は懐にあり」に。

        無料ブログ、了解。
        | 柳下 | 2020/01/05 8:17 PM |
        おっと失敬。同じ背景の二度目のお手つき。
        お互い失敬続きですね。構いませんが。人倫の打越はきっとまた出るでしょう。複数と単数もだめなのですね。でははっきりと人倫でないように。

        それから、像にある月(本物の月でない)をまんだらさんは秋にしますか?そうすると短句の秋月が2つになります。無視できれば、別の季の月を長句でお詠みいただけますか?

           急に集まる聞香の友          柳
          逸品をクリスティーズで競りかった    ら
        付け
           月と蛇踏むマリア像立つ        柳
           袂に入れる象牙細工を

        イコノグラフィーでは、月はイスラム、蛇は諸々のカトリック以外の宗教だそう。
        | 柳下 | 2020/01/05 8:09 PM |
        ●折裏9治定
           逸品をクリスティーズで競りかった    ら

        ●1折裏10付け
           月と蛇とを踏みいるマリア       柳
           象牙の男ポケットに入る

        「マリア」「男」いずれも「聞香の友」と人倫の打越になります。この歌仙は『十七季』の去り嫌いによっていますので、マリア句、象牙男句を作りかえるか、ここのマリアと男が人倫ではないという理屈が必要になります。どちらでも、結構ですので、どーぞ。なお、ブログの文字が途中から小さくなった原因は不明です。無料で提供されているブログなので、そうした不都合は我慢することにしましょう。
        | まんだら | 2020/01/05 2:06 PM |
           急に集まる聞香の友          柳
          逸品をクリスティーズで競りかった    ら
        付け
           月と蛇とを踏みいるマリア       柳
           象牙の男ポケットに入る


        ウ5以降の印字、小さくなってますね。
        | 柳下 | 2020/01/05 5:13 AM |
        これは失敬。
        去年のことをすっかり忘れていました。

        それでは、

         急に集まる聞香の友          柳

        を頂き、

         逸品をクリスティーズで競りかった
         豪邸で伽羅に包まれ旅だった
         
        | まんだら | 2020/01/04 9:31 PM |
        では、混ぜましょう。無理に統一しなくてもよいです。私が旧仮名を出して、気になる場合は仰ってください。

        12月30日に書いたように、花見の前句を春と取っていますから、雑にしました。
         蒼穹ニ昇レバ則チ龍トナル(龍天に)
         デモの上着を脱いで花見に
         不都合な春は御苑の門を閉じ

        「桜を見る会」中止の件は知っていましたが、それが新宿御苑だったのを失念しており、受けているのに気づきませんでした。失礼。はっきりした時事句ではないので、時事背景が3句続いても(拙2句目)構わないと思います。
        | 柳下 | 2020/01/04 7:45 PM |
        「四十七士は朝鈴を聞く」の「聞く」を「聞き」に変えます。連用中止法を余情ありとして好む人、中途半端路と嫌う人がいるようです。好みの問題だと思います。御苑の不都合は、新宿御苑の首相主催の「桜を見る会」を首相が選挙運動に利用していたと野党に追及され、火消しの方便として2020年の花見を中止したことを受けています。わたしは連歌の場合、歴史的仮名遣いでやっていますが、連句の場合は原則現代仮名遣いです。時代背景や句想にあわせて歴史的仮名遣いを混ぜることもあります。歌仙36句を旧仮名遣いで統一したいとのご希望があれば変更も可です。

        ところで、

         デモの上着を脱いで花見に
         不都合な春は御苑の門を閉じ

        と春2句が出ていますので、今一度の春が欲しいところ。

           急に集まる聞香の友          柳
           長く会わ/はない夫を訪う/ふ

        を春に仕立て直してください。
        | まんだら | 2020/01/04 1:15 PM |

        明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしく。

        『連歌式目』でも障らないとなると、全く私個人の「気になる」感覚ですね。

        「韻字」、私は「韻」時代から来た所謂「漢字」と思ってましたが、調べると(三省堂、大辞林、第三版)では、
        1)和歌で一首の末に置かれる言葉
        2)連歌・俳諧で句のとまりのこと
        3)漢詩で、韻脚に用いる字

        広辞苑(昭和38年版:南ドイツに持ってきてある版)には、
        1)漢詩文で韻を踏むため句の末に置く字
        2)連歌・俳諧用語、句の止まりの字

        とあります。短歌の末尾は仮名でもありうるし、連歌・俳諧でも仮名でありうるので、「韻字」=「漢字」とは限りません。私は古い意味の「韻字」だと思っていたのでした。

        ご教示感謝。

        煩さついでに、拙「四十七士は朝鈴を聞く」を「〜聞き」と言いさしに変えてもいいでしょうか?或いは、こういう語尾、どうお考えですか?:ウ1が「来た」に変わり、ウ2が「聞く」そしてウ5「トナル」は硬い気がします。これも私個人の好みでしょうが。

        さて、何が「不都合」か分からないまま、面白い展開を呼びそうなので(呼べるかどうかは不明)、そちらをいただき、付けます。よろしく(第二案はゴーン夫人のつもり)。

        仮名は新旧どうしましょう?混ぜてもいいでしょうか?お送り頂いた『連句辞典』抜粋(「式目」)には一巻の仮名についての記載はありません。旧仮名ならば、オ4は「流るる」ですね?私自身は旧仮名に弱いので、もし統一するのなら旧仮名が有難いです。

           デモの上着を脱いで花見に       柳
          不都合な春は御苑の門を閉じ       ら
        付け
           急に集まる聞香の友          柳
           長く会わ/はない夫を訪う/ふ

        | 柳下 | 2020/01/04 6:16 AM |
        ●1折裏5治定
           蒼穹ニ昇レバ則チ龍トナル     ら

        ●1折裏6付け
           スト果てぬ国後にする春     柳
           デモの上着を脱いで花見に

        ●1折6治定
         デモの上着を脱いで花見に   柳

        ●1折7付
         黄砂舞う上野浅草隅田川      ら
         不都合な春は御苑の門を閉じ


        連歌式目書『連歌式目』次の記述があります

        「韻字のこと
        物名と詞字は(打越)嫌わず。物名と物名は打越を嫌う。詞字つゝけりかならんしての類は打越を嫌う」

        (韻字とは短歌の末尾の字。連歌では短句の末尾をいったが、やがて長句の末尾も韻字というようになった)

        句の末尾の特別な助詞・助動詞の打越を避けよとの指示は、後世の俳諧でも踏襲されています。

        したがって、この式目よりさらに厳格な禁忌は連句作者の個人的な好みの領域になります。

        | まんだら | 2020/01/04 1:11 AM |
        前句を「龍天に昇る」と取るのでしたら、以下を
        (天に昇ったら龍となるのでアベコベですが):

           白き鯨の挑む海底        柳
          蒼穹ニ昇レバ則チ龍トナル     ら
        付け
           スト果てぬ国後にする春     柳
           デモの上着を脱いで花見に

        | 柳下 | 2019/12/30 5:58 AM |
        まんだらさん
        細かくてすみません。
        「反復」の例句の並びにある「なり・なる」の文法、私は以下のように見ます。もし誤りがありましたらご指摘ください:

         鰌汁わかい者よりよくなりて   芭蕉 ● 自動詞
         茶の買置をさげて売り出す    孤屋
         この春はどうやら花の静かなる  利牛 ▲ ■ 形容動詞
         かれし柳を今におしみて     岱水 ●
         雪の跡吹きはがしたる朧月    孤屋
         ふとん丸げてものおもひ居る   芭蕉 ■
         不届きな隣と中のわるうなり  岱水 ▲ 自動詞

        この場合の自動詞の「なり」二句は、「よくなる」と「わるくなる」で変化形もまったく同じですが、5句隔たっているからか、余り気になりません。ふーむ。

        昨日ほんの少し気になって書いたのは、三句隔てていても、裏の折立の末尾の「秋となる」(秋になる)と「龍となり」(龍になる)の形が同じだからでしたが、まんだらさんの気にならないのであれば、元のままでよいです。あ、もう直してありますね。ごめんなさい。

        それから
        「ジャケットも脱ぎ聖歌を捧げ」は、「デモの上着を脱いで歌ミサ」と挿げ替えてください。元は「黄のジャケットを〜」だったのですが、色が3句続くので変更したものでした。ジャケットが冬だったの、忘れてました。

        〜 〜 〜 〜

        こちらの大晦日は、6年ぶりに拙宅に「ジルヴェスタープンシュ」の面々がビュッフェに色々持ち寄って13人集まり、零時に抱擁し合ってシャンペンで新年を迎えます。久しぶりにキャノンボールでも聴きますか。

        では、また来年!よいお年を!
        | 柳下 | 2019/12/30 4:54 AM |
        ●反復
         鰌汁わかい者よりよくなりて   芭蕉 ●
         茶の買置をさげて売り出す    孤屋
         この春はどうやら花の静かなる  利牛 ▲ ■
         かれし柳を今におしみて     岱水 ●
         雪の跡吹きはがしたる朧月    孤屋
         ふとん丸げてものおもひ居る   芭蕉 ■
         不届きな隣と中のわるううなり  岱水 ▲

        まんだらは中3句隔てての「なり」「なる」は気になりませんが、両吟のお相手が気になさるのであれば、「桐一葉三千世界秋となり」を「桐一葉三千世界秋が来た」と改めます。

        ●その他
         細長き仙女の姿たをやかに  他
         あかねをしぼる水のしら波  場
         仲綱が宇治の網代と打詠   他

        a)「自他場論」の観点からは「仙女」句、「仲綱」句が場の句の打越になります。

        とあるは、

        a)「自他場論」の観点からは「仙女」句、「仲綱」句が他の句の打越になります。

        の誤りでした。わかりにくくてごめんなさい。

        では、よいお年を。まんだらの付句は仕事始めの来年1月4日に。
                            
        | まんだら | 2019/12/29 10:39 PM |
        まんだらさん、お帰りなさい!
        早速ありがとうございました。お二人が近くにいらっしゃる、と思っていましたが、ストは解除されず、大晦日に毎年リヨンへ行く友人が今年は断念したと電話ありました。

        「学習」(行動学)の行程や遺伝子への影響の有無の実験でラットやマウスに迷路を走らせるところから、また来年は鼠年、ということで出した句が第一案でした。でも、鯨龍トナルも俳諧ぽくっていいのでは?と、そちらを頂きました。息子イッサも私も辰年です。
        只、ウ1に「〜となり」があるので、語尾をちょっと変えられたら。。。細かすぎれば無視してください。

           白き鯨の挑む海底        柳
          蒼穹ニ昇レバ則チ龍トナル     ら
        付け
           スト果てぬ国後にするひと    柳
           ジャケットも脱ぎ聖歌を捧げ

        〜 〜 〜 〜

        自他場
        私の場合は△砲覆襪隼廚い泙后I要か必要ではないか、は、まんだらさんお書きのように「自他場の説は付方のヒントに過ぎず」と考えればよいのではないか、と。ですから、きちきち守ったり、果ては右端に自他場を書いたりせずに、付け句や流れに詰まったと思ったときに参考にすれば迷路の「抜け道」になることもある、程度でよいと今は思っています。

        その他
        a)の「「仙女」句、「仲綱」句が場の句の打越」という所が分かりません。
        「仙女」は「お化け」と同じで「場」と考えてよいと思っても、「仲綱」句を場の句とするのはどうでしょう?実際存在した武将だから「他」では?

        クリスマス・イヴ
        素敵なサン・ドニの写真、有難うございました。

        12月24日には私たちも、22時〜深夜までのミサに行きました。12世紀に立て始められ最初のゴシック建築(13世紀、堂天井高30m)となったサン・ドニよりぐっと後、1550年にゴシック最後の大教会として建てられた、当市の塔高53m、堂天井高28mの町の大きさに見合わない大教会での歌ミサでした。

        普通は夕方のミサ(子供たちも行けるよう、17時)に行った後、夫々の家庭に戻り、家の樅の木の下で歌を唱和したあと、プレゼントを開ける慣わしで、24日が平日の場合、仕事も大抵お昼まで。クリスマスの準備に家に戻るため、クリスマス市に屋台を出している人も、多くのレストランも、お昼で閉める所が多いのです。キリスト教徒1%以下でトナカイの歌や赤いサンタさんやアメリカ的電飾とクラッカーのクリスマスに馴れている国からの観光客は、イヴなのに店を閉めるのを淋しいと思うかもしれませんが、日本の、乱痴気騒ぎのないお正月のようなものなのです。
        | 柳下 | 2019/12/29 7:58 PM |
         修正

        蒼穹に昇りてやがて龍となる
           ↓
        蒼穹ニ昇レバ則チ龍トナル

        漢文調を強めました。

        | まんだら | 2019/12/28 12:53 PM |
        ●1折裏3治定
         入り組んだ意味の迷路を抜けきれず   ら
        ● 1折裏4付
         ラット・マウスにしくものはなし   柳
        雑 動物 

         白き鯨の挑む海底
        雑 動物 水辺

        ●1折裏4に、ネズミより勢いのある

         白き鯨の挑む海底  柳

        を頂いて、

        1折裏5付け
         蒼穹に昇りてやげて龍となる  まんだら
         船長はなぜか片目で片足で

           ◇
        No-man について
        私の早とちり。ご教示を感謝。

        自他場について
        自他場論者以外は「自他場」を気にせず連句をする
        自他場論者も自分の都合の良いように「自・他・場」を認定しつつ、創造性をめざして連句をする。
        自他場論の北枝が自他場の打越を多発したのは、世界を狭くしない自在さのあらわれである
        結局、「自他場」は不要である。ということになりませんか?

        その他
         細長き仙女の姿たをやかに  他
         あかねをしぼる水のしら波  場
         仲綱が宇治の網代と打詠   他

        a)「自他場論」の観点からは「仙女」句、「仲綱」句が場の句の打越になります。
        b)「人倫」という連歌時代からの式目では「仙女」と「仲綱」が気になります。仲綱は人名なので「人倫」とされてきましたが、人間界と天界にまたがっている仙人の女性版「仙女」が人倫であるかどうか、意見が分かれるところです。『貞享式海印録』は「天童・天女」などは人倫に2句去り説を紹介しています。


        | まんだら | 2019/12/27 9:21 PM |
        細かいことですが書き忘れました:
        「なお、「タレモナシ」と答えたのはオデュッセウスではなく、ポリュペーモスでした。」ですが、

        ポリュペーモス(P)の「お前の名は?」という問いに対してオデュッセウス(O)がまず「xxxxxギリシャ文字、やはり文字化けします」(ウーティス、nobody, noone,誰でもない)と機転を利かせて応えたため、PはそれをOの名だと思いこみ、O達に目を潰されたPを助けに来たキクロープスたちの「誰にやられた?」という問いに、Pが「ウーティスだ(誰でもない)」と答えたので、助っ人たちが帰ってしまったというわけです。二度目に「タレモナシ」と答えたのはPですが、最初に答えたのはOでした。

        ドイツ語訳で昔々読んだ「イーリアス」と「オデュッセイア」(紀元前7〜8C)は、ヨーロッパの古典中の古典、日本の古典好きな人が「香炉峰」を言及するほど普通の会話にもよく引用されます。
        | 柳下 | 2019/12/23 1:32 AM |
        煙突―排気―汚染−天竺(インド)、の繋がりと時事、多分そうだろうと思っていました。

        では、再考案です:
        入り組んだ意味の迷路を抜けきれず   ら
         ラット・マウスにしくものはなし   柳
         白き鯨の挑む海底

        但、二句目初案の「白き鯨はひとり挑みぬ」の「ひとり」は擬人化したもので、表折端の「月もけむたげ」が容れられるのであれば、「ひとり」に人情を読もうとせず、場の句と取ってよいのでは?時制は気になるでしょうが。鯨句ご治定ならば冬です。よろしく。
        | 柳下 | 2019/12/21 10:36 PM |
        まんだらさん

        お送りいただいた小論上下、確かに読んだ覚えあります。南独に『七部集』持って来てないため、十分書けませんが、私の思った所を書いてみます。

        最初の記事の3頁目:
        「自他場を句づくりの柱とするこういう仕立ての句は付け句作者を困惑させる。」

        私が付け句作者ならば、困惑はせず、自分の都合の良いように自にでも他にでも場にでもとって付けられる訳で、付け句の可能性(私の「その時」の創造性)はそれによってぐっと広がる、と見ます。

        「自他場論提案者の北枝が自他場の打越(観音開き)を多発しているのが印象的」

        実際仰るとおりです。でも、そのこと自体が、世界をまったく狭くしてしまわない自在さをあらわしているのではないか、と思います。まんだらさんご自身が分類し挙げられた例句は、その通り、色々な解釈が可能です。それによって、とても広い個々人の創造性を付け句に反映できることになります。素晴らしい文芸だと思います。夫々まったく違う背景を持つ現代の人間が一緒に作る文芸だから。

        打越が人情他同士であっても、それが「たおやかな仙女」と「仲綱(という武将)」ならば、まったく違う人間なので障らない、という雀羅さんの考え方に私は同意しています。そういう見方については『十七季』に記載ありませんが、私は、とても自然な判断だと思います。

        pdf後半の分類と、付けと転じの技法の歴史、とても簡明にまとめてくださって、原文を読んでいない私も、大いに勉強になりました。本当に、ありがとう!

        私は去年やっと『七部集』の巻々を読んでみて、まんだらさんが引用された明雅氏のお考えの様に、自他場の一つが続くことによって停滞感を免れないなあ、と思われる箇所はいくつもある気がされました。まんだらさん書かれた様に、本当にそうであるか否かは別として。メモが手元にないので例を挙げられないのが残念。

        「余情をもって旨とする蕉風俳諧の鑑賞は、鑑賞者の嗜好によってさまざまである。」
        という結びは、少しアイロニーが入っていると読みましたが、自他場論揶揄だったのですね。まんだらさんの、きっちりした仕切りを持つ範疇をお持ち(曖昧でない、ということ)の考え方からゆくと、もの足りない、恣意的すぎる、ということは私も理解できる気がします。

        ちょうど今日の喫茶去の恋句への質問で雀羅さんが再び次のように書いてますが、そういう流動性を私はマイナーにだけは見ていません。「「ぬかりなし」句だけでは恋句とは言い切れませんが、「朝にふたりで聞くは松風」と恋句が付くことでこのどっちつかずの前句が恋句になる、という蕉門ではよく取り上げられるやり方」

        「自他場の説は付方のヒントに過ぎず、定型詩の作者を拘束する式目ではありません」とまんだらさんはお書きです。前句が付け句をより大きく規制する、と私は見ていましたが、そうではなくて、付け句が前句を時によると別物にしていく、という点が、上に書いた、複数の人が一緒に作る文芸にあるべき流動性・許容性だろうと、今は思ってます。

        始めた両吟は、私にとってもよい経験ですから、まんだらさんと「決まり」を確認し合いながら、一緒に進めていきたいと思います。

        というわけで、人情の打越は出さない、と決まれば、それに添ってお帰りまでに再考します。

        では、よい旅を。お土産写真・記事楽しみにお待ちしています。          柳下
        | 柳下 | 2019/12/19 11:57 PM |
        柳下さま

        「ここは天竺月もけむたげ」はニューデリーの大気汚染を題材にしています。「天竺」は現代インドとピタリ重なって、表に国の名を避けるという式目に障ります。いっぽう、天竺には「天・空・上方」の意味もあるので「ここは天上月もけむたげ」と変えましょう。

        四十七士の「士」は「侍」と同じく人倫です。我・汝・誰も人倫です。somebody, anybody, everybodyは人倫ですが、nobodyについて議論を始めると、それこそ迷路を抜けきれなくなる恐れがあります。「零」の意味を問い詰める作業になるからです。ちなみに私の書棚にある16世紀の詩人・ジョージ・チャプマン訳のOdyssey は No-Manと英訳し、高津春繁は「タレモナシ」と和訳しています。人倫色が濃いですね。なお、「タレモナシ」と答えたのはオデュッセウスではなく、ポリュペーモスでした。ところで「nobody とふ」は「nobody 問ふ」でしょうか、「nobodyてふ」の上代語「とふ」でしょうか? 違いで句意が変わります。

        人倫については、東明雅氏が主導した『十七季』も、同じ東氏主導の『連句辞典』も2句去りと説明しています。人倫の縛りを式目から外しているのは、蕉門以降現代に至るまでの連句実践者の慣行です。『貞享式海印録』は蕉風俳諧が連発した人倫打越を合理化するために、人倫を「六親九族・僧名・俗名・古人の名」に限り、「その他多くの人間関連一般用語(翁・若僧・旦那・丁稚・拙者・貴公などなど)を人倫の噂」に分類。「人倫の噂に打越なし」としました。安倍・横畠による憲法9条の解釈改憲と同じ手法です。

        Normativeな式目にしたがうか、descriptiveな式目に従うか、はっきりさせておく必要がありますので、歌仙開始にあたって『十七季』記載の式目によると言ったわけです。富山藩の連歌師範務めた神主の家に生まれた山田孝雄氏は最後の連歌宗匠と言われていました。彼が大学の同僚や学生に頼まれて連歌をまく時はたいてい「どの式目でやろうか?」といったそうです。

        また、自他場の説は付方のヒントに過ぎず、定型詩の作者を拘束する式目ではありません。自他場論を式目にして句作者を拘束したのは東明雅氏の結社「猫蓑」で、ローカル・ルールです。「自他場」論を揶揄した小論2編を『季語研会報』に書いたことがありますので、ご参考までに別送します。

        約束通り『十七季』pp.555-557の式目に従って歌仙を進めましょう。「Nobody」と「ひとり」の修正をおまちします。

        私はこれから旅へ。パリは交通ストで大変な様子です。パリ市の交通当局は急用がなければ外出を避けてくださいと言っていますし、日本外務省の海外危険情報は人が集まる場所を避けよ、と言い、EU各地からスリがパリに集まっているとインターネット上に噂を流して面白がる者もいるようです。とはいえ、パリに行かなければルーブルのダ・ヴィンチ没後500年展は見ることができません。

        連句の続きは暮れの27日以降に。

        | まんだら | 2019/12/18 6:29 PM |
        お考え、有難うございます。
        中国だったのですね。見る度に新しいものを見出します。

        「人倫の打越」、『十七季』557頁の表には確かに二句去の所に人倫があります。すると自と他の打越も人倫だからだめ、ということになり、明雅氏の自他場論は容れられなくなりますね。

        558頁、(2)「式目についての現代の考え方」の終わり△砲△襦◆岼豐に一回しか使えない言葉に関する規則および季・恋・月・花に関する特別な規則は守るものの、その他は句数はすべて二句、去嫌はすべてにわたって三句去とすることが理想であろう。」と矛盾することになります。気づかなかったので、雀羅さんに質問もせずにいました。

        もしこれを忠実に守る、ということになると、『十七季』で例として掲げられている「市中は」で見られるような、又は現在喫茶去や連句協会の募吟などで普通に見られる人倫続きの歌仙(私が馴れてきた歌仙)はできなくなりますね?

        もし、まんだらさんがそういう形で進めたい、と仰れば、試してみても悪くはないと思います。でも、そうすると、表の地名「天竺」(国名ですが、同じことでしょう?)もアウトになりませんか?

        でも、まずご質問にお答えすることにします:

        Nobodyというのは、ホメーロスの『オデュッセイア』第九書でオデュッソイスの語りに出てくる件で、彼らを捉えて食べ始めたポリペーモスに名を聞かれたオデュッソイスが「Nobody」と答えたことにより結局救われることになります。抜けきれない迷路(ではなく、窮地ですが)を抜け出すきっかけとなった言葉ということでこれを連想したのでした。

        「Nobody」という言葉があった、という意味ですし、それ自体人間ではない(nobody)のですから、人倫ではないと思います。

        それから、四十七士は「他」で、挑んだひとりは「自」の句としたので、私的には障らないと思います。人倫二句去を規定とすれば、こちらはだめで、その場合は、第二案を次に変更します:

        白き鯨はひとり挑みぬ

        もし、「人倫二句去」で続けたい、と仰れば、この歌仙は私もまんだらさんの最初の提案
        (今回は、
         ー蠏擇焚寮腓嚢圓ましょう
        ◆ー位椶蓮惱充卦─戮梁3章「連句概説」第4節の式目を準用
         面が移るごとに長句・短句を交代)

        に賛同した以上、それに気をつけて一巻巻いてみるのも経験だと思っています。

        これからも、どの式目に沿うかは、このようにオープンにお互いの考え方の確認をしながら進めて行けたら、と思います。よろしく。
        | 柳下 | 2019/12/18 2:24 AM |
        ●1折裏3治定
         入り組んだ意味の迷路を抜けきれず  ら
        ●1折裏4付け
           Nobodyとふ応へもありき      柳
           白き鯨にひとり挑みぬ 

        打越に「四十七士」という人倫があり、nobodyもひとりも障ります。季語研の先達は、人倫の打越いまどきだれも気にしない、と言います。『十七季』には2句去と書かれています。式目は実直に守りましょう。

        Nobodyの句の解説をお聞かせください。

        なお、写真は中国・チワン族の山の中の集落です。
        | まんだら | 2019/12/16 10:55 PM |
        失礼。「乙姫」は浦島伝説でした。外国から来たこの弟媛と関係あるかもしれませんが。七夕の方は、織女、または「はたおりひめ」と子供の頃読んだ記憶があります。
        | 柳下 | 2019/12/16 7:12 PM |
        天竺の写真ですね?

        では、「抜けきれず」を使って抜けましょう。

          入り組んだ意味の迷路を抜けきれず  ら
           Nobodyとふ応へもありき      柳
           白き鯨にひとり挑みぬ

        「今も記憶に」了解。

        「穴織祭」「呉服祭」:仰るとおり、私の検索結果でも、「呉服祭」は、クリスマス(これは贈答用品全て)と同じで呉服屋さんの商業目的のお祭になり下がってしまったようですね。この言葉だけからは、神祇の跡は認められませんでした。

        「応神天皇の時代、機織・縫製技術を得るために呉の国に派遣された猪名津彦命が、呉王に乞い連れ帰った呉服媛(くれはとりのひめ)・穴織媛(あやはとりのひめ)・兄媛(えひめ)・弟媛(おとひめ)の4姉妹のうち、池田の地に迎えられた呉服・穴織姉妹の姉、呉服媛が祀られている」と、Wikipediaに。

        でも、大阪府室町にある「呉服神社」は、結局仁徳天皇を祀る神社のようです。大半の技術は大陸から来ていますね。この、「おとひめ」というのも、七夕伝説の機織姫の名でした。

        | 柳下 | 2019/12/16 7:00 PM |
        ●1折表6・1折裏1治定
        グリューヴァインは三冬、シュトレンは仲冬に、また「秋となる→秋となり」に同意。
         
           ここは天竺月もけむたげ   ら
          桐一葉三千世界秋となり    

        ●1折裏2付け
           四十七士は朝鈴を聞く    柳
        印度的誇大妄想世界である三千世界は冥途をも包含し、討ち入りの赤穂浪人たちがあの世で、集団切腹の庭先の虫の音を聞いている秋の朝。

           呉服祭は今も健在
        呉服祭は幕末の『俳諧歳時記栞草』が呉服神社・穴織(あやは)神社の祭礼として晩秋(9月)に収録。現在の両神社のサイトにあたってみましたが、年間の祭礼予定表にこのお祭りは入っていませんでした。「健在」は誤解を招きそうなので「今も記憶に」と逃げてはいかが? なお、呉羽紡績は富山県の地名・呉羽から。

        ●1折裏3付け

        四十七士は朝鈴を聞く   柳下

        を頂いて、

         えひもせず髑髏杯での迎え酒  まんだら
         入り組んだ意味の迷路を抜けきれず
         
        | まんだら | 2019/12/16 4:46 PM |
        『十七季』でホットドリンクが三冬ならば、年明けてもグリューヴァインはスケート場などで供されていますから、『十七季』に合わせてこちらは三冬、年明けは食べないシュトレンは仲冬にしませんか?

        さて、日本以外が背景の歌仙の表です。ついでに天竺を頂き、桐一葉でちょっと日本へ行きましょうか。裏折立、語尾を「秋になり」としてもいいでしょうか?四句目にも同じ語尾がありますし。

           ここは天竺月もけむたげ   ら

          桐一葉三千世界秋となり・る  同
           四十七士は朝鈴を聞く    柳
           呉服祭は今も健在

        呉服祭、くれは祭と読むのですね。クレハ紡績と関係あるのでしょうか?

        今日は1時間ほど離れた村のバロックの教会とキリスト降誕群像の展覧会に。明日は夕飯に家具職マイスター夫妻を招いています。

        | 柳下 | 2019/12/16 5:23 AM |
        ついでに

         ご隠居は打越のマイスターに障りますので、「縁側で」とします。
        | まんだら | 2019/12/14 10:39 PM |
        さらに、

          葦の髄から名月を見る

          ご隠居が無聊をかこつ里の秋
        | まんだら | 2019/12/14 10:26 PM |
        ドイツでは二つとももっぱらクリスマスの時期に消費されるものなので仲冬にしておきましょう。『十七季』ではホットドリンクは三冬ですが。

           ◇

        そういうことであれば、作り直すのも面倒なので、1表6に月、
         
         緑茶茶飲む煙突掃除のマイスター
           
        を頂いて、

         1表
          ここは天竺月もけむたげ  まんだら
         1裏
          桐一葉三千世界秋となる
        | まんだら | 2019/12/14 9:29 PM |
        忘れました。

        発句・脇の季について、有難うございました。冬は分かっていたのですが、『十七季』的な分類をすると、三冬・初冬・仲冬のどれになるでしょう?年を越えると季節物なので、外れると思ったので、仲冬でしょうかね?
        | 柳下 | 2019/12/14 7:50 PM |

        鳥の(世)界で、空を表した積りでした。前句に「雲」があるので、「鳥雲に」という季語を連想させようと試みました。が、ちょっと無理があるでしょうね。

        こちらでは、もう少し外れてみようと思ってます。なので、季題表通りの進行でなく、月をこぼしてまんだらさんに譲ったのでした。これはまんだらさんの進行嗜好を知らない上での最初の両吟。お気に染まないようでしたら、もちろん喜んで再考します。

        | 柳下 | 2019/12/14 7:46 PM |
          飛行機の我と飛び込む鳥の界    柳下
        「鳥の界」とは何でしょうか?
          
        緑茶飲む煙突掃除のマイスター

        1折表5は月が顔を出すところです。クリスマス準備に忙しく、忘れましたね。あらためて月の句をどうぞ。

        ホットウィスキーやホットドリンクスを冬の季語にしている歳時記・季寄せがあります。『十七季』もその一つ。その場合、同類のグリューヴァインもホットドリンクの傍題になります。同様にシュトレンはクリスマスケーキの傍題。とはいうものの、「燗酒」は冬の季語で、「温め酒」は秋の季語、「ホットケーキ」は冬の季語、おなじものを「パンケーキ」とよべば無季です。
        | まんだら | 2019/12/14 12:31 PM |
           尖塔の先雲は流れる     まんだら
          飛行機の我と飛び込む鳥の界    柳下
          緑茶飲む煙突掃除のマイスター

        「鳴り初め」は、「書初め」とは違って鳴り始めるの意ですから、新年ということもないと思います。それより、発句と脇の季はどうしましょう?
        第一案、前句と合わせて仲春になるでしょうか?

        今日、煙突掃除のマイスターがゲゼレを連れて暖炉やガス暖房装置や煙突の点検(CO2排気量含め)に来ました。台所で緑茶に自家製クッキーを添えて少し話したら、ゲゼレの若者は毎朝緑茶を飲む、というので、私のを分けてあげました。こんな上等なのは手に入らない、と、大喜びでした。
        | 柳下 | 2019/12/14 4:48 AM |
         市役所のからくり時計鳴り初めて

        『ロメオとジュリエット』の” It was the nightingale, and not the lark,”という「きぬぎぬ」を告げるあの音ですね。これをいただきます。「鳴り初め」には新年の気配がありますが、ここは新年でも雑でもかまわないところです。

        ●1折表4付け
         尖塔の先雲は流れる      まんだら
         中世風の街並みに午砲(どん)
        | まんだら | 2019/12/12 12:31 PM |
        脇は
         揺れる灯影の恋のシュトレン   まんだら

        を頂き、

        第三付け:
          それぞれに持ち寄る楽器磨きゐて   柳
          市役所のからくり時計鳴り初めて


        クリスマス市で友人たちとグリューヴァインで暖まり、カルトッフェル・プッファーという、ジャガイモ+玉ねぎを擂った天ぷらのようなものの揚げたてを夕飯代わりに3つ食べてきました。〆て700円。もちろん10mの樅ノ木脇の戸外立食です。

        シュトレンは、娘のが美味しいので、ひたすら南へ来てくれるのを待ちます。やっと12種類目のクリスマスクッキーと、25日の午後、親戚を招くためのクルミのケーキを焼き終え、明日は南ドイツへ!これは2週間経つと美味しくなるケーキです。2つ目のケーキは南で軽いのを焼く予定。

        「グリューヴァイン」も「シュトレン」も、新しい季語ですね?
        クリスマスの4週間前に待降節が始まり、毎年11月末/12月初め〜クリスマスまでの時季ものです。どうしましょう、仲冬?

        ドイツでは、降誕祭が24日夜。夜中のミサに預かり、静かに家族で祝う大祭です。日本で一般に24日を前夜祭とし25日は大騒ぎするのは、欧州では違います。クリスマス市も24日お昼には閉めます。

        | 柳下 | 2019/12/12 2:39 AM |
        今回は、

         ー蠏擇焚寮腓嚢圓ましょう
        ◆ー位椶蓮惱充卦─戮梁3章「連句概説」第4節の式目を準用
         面が移るごとに長句・短句を交代

        お尋ねのあった恋の発句で始まる連歌はまだ見たことがありません。連歌では恋の句は2句以上5句まで続く決まりでした。『十七季』の式目も連歌に準じています。したがってここの脇の句も恋の句になります。

            ◇

        1折表に、

         シナモンのグリューヴァインや君を待つ  柳下

        をいただき、

        1折表2付け
         揺れる灯影の恋のシュトレン   まんだら
         吹雪になった逢引の宵


        グリューヴァインとシュトレン。君を待つっているのは吹雪で乗り物が遅延しているから。

        ◎第3句以降は
         http://gogai.jugem.jp/
        を開いて、コメント欄に書き込んでください。
        | まんだら | 2019/12/09 8:25 PM |
        まんだらさん、おはようございます!


        シナモンのグリューヴァインや君を待つ
        or
        君を待つクリスマス市聖樹立つ

        恋句です。歌仙にしますか?

        連歌でも、恋句には恋句で応えるのですか?  柳下

        日本では「ホットワイン」が定番のようですが、「グリューワイン」も使われるそ
        う。これは、ドイツ語と英語混交の、日本的な外来語の取り入れ方です。

        お気に入らなければ、仰ってください。いつでも再考します。
        添付写真、お送りしましたっけ?今日は2本の蝋燭に火が灯ってます。
        | 柳下 | 2019/12/09 12:44 PM |
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